自宅サウナを検討している皆さん、「サウナストーブと薪ストーブって何が違うの?」「電気と薪、どっちを選べばいいの?」とお悩みではありませんか?
この記事では、サウナストーブと薪ストーブの基本的な違いから、電気ストーブと薪ストーブそれぞれのメリット・デメリット、さらにあなたの環境や使い方に合った選び方まで、わかりやすく解説いたします。読み終わった後には、きっと自分にぴったりのストーブが見つかるはずです。
そもそもサウナストーブと家庭用薪ストーブの違いとは?
まず最初に理解しておきたいのが、サウナ用のストーブと一般的な家庭用薪ストーブは全く別物だということです。用途が違うため、設計から性能まで大きく異なります。
項目 | サウナ用薪ストーブ | 家庭用薪ストーブ |
---|---|---|
主な用途 | サウナ室内を短時間で高温にする | 室内を長時間あたたかく保つ暖房設備 |
設計の特徴 | 強い火力でロウリュにも対応 | 気密性が高く効率的な燃焼設計 |
火力の強さ | 非常に強い(100℃超も可能) | 優しく心地よいあたたかさ |
燃費 | 悪い(15分に1度薪の補充が必要) | 良い(長時間燃焼) |
耐久性 | 約10年(高温環境での使用) | 15年以上(丈夫な構造) |
サウナで家庭用薪ストーブを使用することはできません。サウナの高温環境やロウリュに対応していないため、必ずサウナ専用のストーブを選びましょう。
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サウナストーブの種類と特徴
サウナストーブには主に3つの種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
薪ストーブの特徴とメリット・デメリット
薪ストーブは最も伝統的で本格的なサウナ体験ができるストーブです。フィンランドをはじめとする北欧では今でも主流の方式です。
薪ストーブのメリット
- 圧倒的な火力▶︎ 100℃を超える高温サウナも簡単に実現
- 五感で楽しめる体験▶︎ パチパチと燃える音、揺らめく炎、薪の香り
- 本体価格が安い▶︎ 電気工事不要で初期費用を抑えられる
- 輻射熱による温まり方▶︎ 体の芯からじんわりと温まる
薪ストーブのデメリット
- 準備に時間がかかる▶︎ 火起こしから適温まで30分〜1時間必要
- 設置場所が限られる▶︎ 煙突設置が必要で屋外での使用が基本
- ランニングコストが高い▶︎ 1時間あたり100〜160円の薪代
- 火の管理が必要▶︎ 温度調整や安全管理に手間がかかる
- 本格的な高温サウナを楽しみたい方
- アウトドアでのテントサウナを考えている方
- 薪の香りや炎を楽しみたい方
- 準備の手間も含めてサウナ体験を楽しめる方
電気ストーブの特徴とメリット・デメリット
電気ストーブは最も使いやすく、家庭用サウナで広く採用されているストーブです。手軽さと安全性が大きな魅力です。
電気ストーブのメリット
- 操作が簡単▶︎ スイッチ一つで電源ON、温度も1℃単位で調整可能
- 設置場所を選ばない▶︎ 煙が出ないため屋内・屋外どちらでも使用可能
- 安全性が高い▶︎ 火を使わないため一酸化炭素中毒の心配なし
- メンテナンスが楽▶︎ 定期清掃程度で手間がかからない
- ランニングコストが安い▶︎ 1時間あたり120〜140円程度の電気代
電気ストーブのデメリット
- 初期費用が高い▶︎ 本体価格+電気工事費で50万円〜
- 火力が薪より弱い▶︎ 最高温度は80℃程度まで
- 電気工事が必要▶︎ 200Vの電源確保が必要な場合が多い
- 広いサウナには不向き▶︎ パワー不足で十分に温まらない場合も
- 手軽にサウナを楽しみたい方
- 屋内サウナを設置したい方
- メンテナンスに時間をかけたくない方
- 安全性を重視する方
ガスストーブの特徴
ガスストーブは都市ガスやプロパンガスを使用するタイプで、業務用サウナでよく使われています。立ち上がりが早く、薪より燃料費を抑えられるのが特徴ですが、一般家庭では設置のハードルが高いため、ここでは薪と電気の2つに焦点を当てて解説いたします。
ランニングコストの比較
サウナストーブ選びで気になるのが、日々の使用にかかるコストです。具体的な数字で比較してみましょう。
ストーブの種類 | 1時間あたりのコスト | 月20回利用時の月額コスト | 年間コスト |
---|---|---|---|
薪ストーブ | 100〜160円 | 4,000〜6,400円 | 48,000〜76,800円 |
電気ストーブ | 120〜140円 | 4,800〜5,600円 | 57,600〜67,200円 |
意外にも薪ストーブと電気ストーブのランニングコストはそれほど大きな差がありません。ただし、薪ストーブの場合は薪の調達先や地域によって価格が変動することに注意が必要です。
目的別おすすめストーブの選び方
ここまでの情報を踏まえて、あなたの状況に合ったストーブの選び方をご提案いたします。
設置環境で選ぶ
薪ストーブがおすすめです。煙の問題がなく、本格的な高温サウナを楽しめます。テントサウナやバレルサウナには特に適しています。
電気ストーブ一択です。煙が出ないため室内での使用が可能で、安全性も確保できます。
使用頻度・手間で選ぶ
使用スタイル | おすすめストーブ | 理由 |
---|---|---|
毎日使いたい | 電気ストーブ | 準備が簡単で気軽に使える |
週末のみ使用 | 薪ストーブ | 準備の手間も楽しみの一部として味わえる |
仕事帰りにサクッと | 電気ストーブ | スイッチを入れるだけですぐ使える |
時間をかけて楽しみたい | 薪ストーブ | 火起こしから含めてサウナ体験を満喫 |
予算で選ぶ
予算の考え方 | 薪ストーブ | 電気ストーブ |
---|---|---|
初期費用重視 | ◎ 本体価格が安い | △ 本体+工事費で高額 |
ランニングコスト重視 | △ やや高め | ◎ 比較的安定 |
総合コスト | ○ 長期的にはバランス良 | ○ 初期投資後は安定 |
初心者におすすめのサウナストーブの選び方
「サウナは初めてで、どちらを選べばいいかわからない」という方には、以下の基準で選ぶことをおすすめします。
- 操作が簡単で失敗しにくい
- 安全性が高く安心して使える
- 温度管理が楽で快適な環境を維持しやすい
- メンテナンスの負担が少ない
ただし、アウトドア志向が強く、準備の手間も含めて楽しみたい方には薪ストーブも良い選択肢です。キャンプ経験豊富な方であれば、薪ストーブの扱いにもすぐ慣れることでしょう。
サウナストーブ選びで失敗しないためのポイント
最後に、ストーブ選びで後悔しないための重要なポイントをお伝えします。
1. サウナ室のサイズに合ったパワーを選ぶ
ストーブのパワーがサウナ室の容積に対して不足していると、いつまでたっても適温になりません。サウナ室1㎥あたり1kW程度を目安に選びましょう。
2. 法規制と安全基準を確認する
特に薪ストーブの場合は、消防法や建築基準法、自治体の条例を必ず確認してください。設置後にトラブルとならないよう、事前の調査が重要です。
3. メンテナンス体制を考慮する
どちらのストーブも定期的なメンテナンスが必要です。購入前にメンテナンス方法や部品の入手性、保証内容を確認しておきましょう。
4. 将来的な使い方の変化も視野に入れる
最初は週末だけの使用予定でも、サウナの魅力にハマって毎日使いたくなるかもしれません。そんな時のことも考えて選択することをおすすめします。
まとめ
サウナストーブと薪ストーブの違い、そして電気ストーブと薪ストーブそれぞれの特徴について詳しく解説してまいりました。
- 手軽さ重視・屋内設置 → 電気ストーブ
- 本格志向・屋外設置 → 薪ストーブ
- 初心者の方 → まずは電気ストーブから
- アウトドア好き → 薪ストーブで本格体験を
大切なのは、あなたのライフスタイルや価値観に合ったストーブを選ぶことです。どちらを選んでも、きっと素晴らしいサウナライフが待っています。
サウナセレクトでは、今回ご紹介したさまざまなタイプのサウナストーブを取り扱っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。あなたにぴったりのサウナ環境づくりを、私たちがお手伝いいたします。
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