サウナの効果とは?メリット・デメリットや健康効果について解説

サウナは「ととのう」という言葉の流行もあり、近年ますます注目を集めています。
リラクゼーションや健康維持のために日常的に通う人もいれば、ストレス解消や睡眠の質向上を目的に取り入れている人も少なくありません。

しかし、サウナに通うことで本当に体に良い効果があるのか、また逆にデメリットはないのか、疑問に思う方もいるでしょう。

この記事ではサウナにはどのような効果があるのか、メリット・デメリットをはじめサウナの健康への影響や注意すべき点について解説します。
サウナが気になっている方、健康習慣として取り入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

サウナとは?その種類と基本知識

サウナの基本的な定義と種類を知ると、効果の背景をより深く理解することができます。
どのようにサウナが心身に働きかけるのか、また自分に合ったサウナを見つけるためにも、種類や利用方法を把握しておくことが重要です。

サウナとは何か?

サウナは、高温の空間に一定時間滞在し、身体の発汗を促す温熱療法の一種です。
主に2つの方法が用いられ、ひとつは「乾式サウナ(ドライサウナ)」で高温の乾燥した空気を使用し、もうひとつは「湿式サウナ(スチームサウナ)」で湿気のある環境を作ります。

また、サウナの特徴的な要素は「温冷交代浴」にあります。
これは、サウナで温めた後に水風呂で急激に冷やすという方法で、血流の流れが促進され、身体の疲労回復が早まるのが特徴です。

サウナの仕組みと作用

サウナの基本的な仕組みは、体温を上げることで発汗を促進することで血管が拡張し、血流が良くなります。
血行促進により酸素と栄養素が体内により速く供給され、老廃物の排出も助けられます。
代謝が向上し、心臓や肺の機能が活性化することで、身体全体がデトックスされるとされています。

また、サウナによる発汗は肌のターンオーバーを促し、美肌効果が期待できるほか、リンパの流れが良くなることでむくみの解消にもつながります。
こうした効果により、定期的にサウナを利用することで健康的な体づくりができるとされています。

サウナの種類

サウナにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と効果があります。
どのサウナが自分に合っているかを理解することで、より効果的なリラックスや健康効果を得ることができます。

ドライサウナ

ドライサウナは、70〜100℃程度に設定された高温・低湿度のサウナです。
このサウナは発汗を促進し、熱によって筋肉をリラックスさせる効果があります。
湿度が低いため、息苦しさを感じにくく長時間入ることができるので、サウナ初心者にも適しています。
ただし、汗を大量にかくため、水分補給が不可欠です。

ミストサウナ・スチームサウナ

ミストサウナやスチームサウナは、温度が40〜50℃程度に設定された低温・高湿度のサウナです。
ドライサウナに比べて体への負担が少なく、非常に心地よいと感じる人が多いです。
このタイプは呼吸器系への優しさから、風邪の予防や風邪の回復を助けるとされています。
また、湿気の多い環境での発汗は、皮膚の乾燥を防ぎ、保湿効果も期待できます。

ロウリュ(フィンランド式)

ロウリュは、フィンランド発祥で古くから親しまれているサウナスタイルです。
高温の石に水をかけて発生した蒸気がサウナ室内を満たし、急激に体温を上げることで発汗を促します。
ロウリュではアロマオイルを使うこともでき、香りによるリラックス効果も期待できます。

ロウリュは通常のドライサウナよりも熱を強く感じるため、熱さに耐えられる方におすすめですが、熱さが苦手な人には不向きな場合もあります。

家庭用サウナ

家庭用サウナは、自宅で気軽にサウナ体験ができるタイプのサウナです。
電気式やガス式のもの、テント型の簡易サウナなどさまざまな製品があります。
自宅に設置することで、外出せずに日常的にサウナ習慣を取り入れることができます。

簡易サウナは設置が簡単で、コンパクトなサイズで家庭でも手軽に利用できるのが魅力です。
最近では、狭いスペースにも設置できる家庭用スチームサウナやテントサウナも人気を集めています。

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サウナの効果

サウナには身体に多くの効果があります。
心身の健康をサポートし、日常的な疲労回復や健康維持に役立つと言われています。
特に、代謝促進・自律神経の調整・睡眠の質の向上において、多くの人々がその健康効果を実感しています。

代謝促進・デトックス効果

サウナでは大量に汗をかくことが特徴的で、発汗により毛穴から老廃物や有害物質が排出されるため、デトックス効果が期待できます。
これは体内の不要物を効率よく取り除く手段として非常に効果的で、肌の状態を改善するためにも有益です。

また、サウナに入ることで体温が一時的に上昇します。
これにより基礎代謝が活発になり、体が脂肪を燃焼しやすい状態になります。
サウナを利用することで、自然にカロリーが消費され、ダイエット効果も得られやすくなるのが特徴です。

自律神経の調整

サウナと水風呂を交互に利用する温冷交代浴は、交感神経と副交感神経をバランス良く刺激し、自律神経を整える効果があります。
これにより、ストレスや緊張を和らげ、心身ともにリラックスできる状態が作り出されます。

また、サウナでの発汗と心拍数の増加は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える作用があります。
結果的に、心が落ち着きやすくなり、精神的なリラックスが得られます。
日々のストレス解消に有効な手段としても知られています。

睡眠の質の改善

サウナに入ると体温が一時的に上昇し、その後急激に体温が下がることでリラックス効果が得られます。
このプロセスが寝室での入眠をスムーズにし、睡眠の質が向上することが示され、サウナ後の心地よい眠りにつながるのです。

また、サウナでリラックスすることで、睡眠ホルモンのメラトニン分泌が促される可能性があります。
メラトニンは入眠をサポートし、深い眠りを促進するため、良質な睡眠を得るための助けとなります。

サウナのメリット

サウナは、心身に与える数多くのメリットがあり、日常生活の中で気軽に取り入れることができる健康法です。
特に美容やダイエットに対する効果が注目されています。
サウナの利用は、体型の維持や美容効果を実感するために非常に有益です。

美肌効果と毛穴ケア

サウナの発汗作用により、毛穴に詰まった汚れが洗い流され、新陳代謝が促進されます。
これにより、肌のターンオーバーが活性化され、肌がより健康的で若々しく保たれます。
定期的なサウナの利用で、肌の調子が整うのが特徴です。

また、サウナによる血行促進は顔色を明るくし、くすみを改善する効果があります。
顔色が良くなることで透明感が増し、肌がいきいきとして見えるため、美容効果が期待できるでしょう。
血流が良くなることで、顔全体の調子が整うため、肌の輝きがアップします。

むくみ解消とボディラインの引き締め

サウナによって体内の余分な水分が発汗として排出されるため、一時的に体重が減少することがあります。
数百グラム程度の減少が見られることもありますが、この効果は一時的であり、持続的なダイエット効果には運動と食事の改善が必要です。

また、体内循環を促進してリンパの流れが改善されるため、むくみを軽減する効果があります。
リンパの流れがスムーズになることで、ボディラインが引き締まり、スッキリとした印象になります。
体全体のむくみが取れ、リフレッシュした感覚を得られるのもメリットです。

ダイエットとの関係性

サウナ中の消費カロリーは、軽い運動と同等の効果があります。
30分程度のサウナで100〜300kcal程度が消費されるため、ダイエット中の方にもサウナは有効な手段となります。
運動と組み合わせて使用すれば、さらに効果的な結果が期待できるでしょう。

サウナ後は交感神経が活性化され、食欲が抑制されることがあります。
これにより、過食を防ぎ、適切な食事量を保つことができるでしょう。
特にダイエット中の方にとって、食欲を安定させる効果は大きな助けとなります。

サウナのデメリット

サウナは健康に多くのメリットがありますが、使用に際しては注意すべき点もあります。
特に、体への負担や健康リスクを避けるためには、適切な利用方法を守ることが重要です。
ここでは、サウナ利用時のデメリットや注意点について解説します。

脱水症状や熱中症のリスク

サウナで大量に汗をかくことによって、水分と塩分が失われます。
これにより、脱水症状や熱中症を引き起こす可能性があります。
特に水分補給を怠ると体内の水分バランスが崩れ、頭痛・めまい・吐き気などの症状が現れることがあります。

脱水症状を防ぐために、サウナの前後にしっかりと水分補給を行うことが大切です。
サウナ中にも少量ずつ水分を摂取することで、体調を維持できます。
また、電解質を補えるスポーツドリンクなどを利用すると、体内の塩分やミネラルのバランスも保ちやすくなります。

心疾患や持病がある方は注意

サウナでは高温の環境に身を置くことで、血管が拡張し血圧が一時的に下がります。
その後、水風呂などで急激に冷やすことによって血圧が急上昇することがあり、心臓や血管に負担をかける可能性があります。
心疾患や高血圧の方は、サウナを利用する際に注意が必要です。

また、心疾患・高血圧・妊娠中の方は、サウナの利用が健康にリスクを伴う場合があります。
このような方々は、サウナを利用する前に必ず医師に相談し、許可を得ることが重要です。
無理にサウナを利用すると、体に大きな負担がかかることがあります。

無理な長時間利用は逆効果

サウナに長時間入ることは、体に負担をかける可能性があります。
一般的にサウナの滞在時間は10〜12分程度が推奨されています。
長時間入ることで体温が過度に上昇し、体が疲れやすくなるため、休憩を挟んで適切な時間を守ることが大切です。

また、サウナと水風呂を交互に利用する場合は、必ずインターバルを取り、体を休ませる時間を確保することが重要です。
サウナ後は外気浴を行うことで体温を調整し、心拍数が落ち着くのを助けます。
無理に連続してサウナに入ることは避け、休憩をしっかり取りましょう。

サウナの利用方法と効果的な入り方

サウナを最大限に活用するためには、正しい入り方を理解することが重要です。
効果的なサウナの使い方を知ることで、リラックス効果や健康促進効果を最大化できます。
ここでは、サウナの入り方やその後のケアについて解説します。

基本的なサウナの入り方

サウナは正しい入り方を理解することで、より効果の実感につながります。

ステップ1:入浴・体を洗う

サウナに入る前には、体を洗って清潔にしておくことが大切です。
これによって毛穴が開きやすくなり、発汗が促進されます。
また、汚れが取り除かれることで、発汗した汗が皮膚に詰まることを防ぎ、より効果的に体内の老廃物を排出できます。

ステップ2:サウナ室に10分程度滞在

サウナ室では、8〜12分程度を目安に滞在します。
これが理想的な時間であり、長すぎると体に過度な負担をかける可能性があるため注意が必要です。
サウナ中は、心地よさを感じる範囲で温度や時間を調整し、無理なく利用しましょう。

ステップ3:水風呂に1〜2分

サウナで温めた体を、急激に冷やすために水風呂を利用します。
水風呂に入ることで、血行が改善され、体内の循環が活発になります。
最初は短時間で構いませんが、徐々に体が冷える感覚を楽しみながら長めに入ることもできます。

ステップ4:外気浴で休憩(5〜10分)

サウナと水風呂を繰り返した後には、外気浴を取り入れて体温を自然に調整します。
外気に触れることで心拍数が安定し、リラックス効果が高まります。
ゆったりとした時間を楽しみ、体を休めることが大切です。

効果を高めるポイント

サウナの効果を高め、よりととのうためにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

入るタイミング

サウナに入るタイミングとしては、運動後や食後に1時間程度空けてからが最適です。
食後すぐに入ると消化に負担がかかり、逆に疲労感を感じることがあります。
運動後は筋肉がほぐれやすく、サウナの効果をより実感しやすいタイミングです。

回数と頻度

サウナの利用回数としては、週に2〜3回程度が適切とされています。
毎日利用する必要はなく、適切な間隔を空けることで体が疲れにくく、健康効果を長期的に感じることができます。
また、1回のサウナで2〜3セット行うと、より効果的です。

まとめ

サウナは健康や美容に多くのメリットをもたらすとされていますが、その効果を最大限に引き出すためには正しい方法で利用することが重要です。

適切な滞在時間や水分補給を心がけることで、発汗によるデトックスや自律神経の調整やさらには睡眠の質向上など、心身ともに良い影響を与えることができます。
また、美容効果やダイエットサポートにも役立ち、定期的に利用することでボディラインの引き締めや美肌効果が期待できます。

しかし、サウナは体調によって健康リスクにつながる場合があるため、過剰な利用や体調不良時のサウナ利用は避け、健康リスクを防ぐために、自分の体調に合った方法でサウナを取り入れることが大切です。

日常的に取り入れやすいサウナ習慣を身につけ、健康でリフレッシュした生活を送るための参考にしてみてください。

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