サウナはリラックス効果や健康促進に優れているとされ、多くの人に愛されている習慣です。
しかし一方で「サウナに入ったのに逆に疲れてしまった」「翌日までだるさが残る」といった声も少なくありません。
実は、サウナで疲れてしまうのには明確な原因があり、入り方次第ではその効果を最大限に引き出すことも可能です。
この記事では、サウナで疲れる理由や、疲労回復を促進するための正しいサウナの入り方、さらには自宅での活用法まで詳しく解説します。
サウナに入って疲れる人がいる理由とは
水分不足による脱水と血行不良
サウナでは短時間で大量の汗をかくため、体内の水分が急速に失われます。
水分が不足すると血液の流れが悪くなり、栄養や酸素の運搬効率が落ちることで、筋肉疲労の回復が遅れたり、だるさや頭痛などの不調が現れやすくなります。
さらに、脱水状態では脳にも十分な血液が回らなくなり、以下のような状態になることもあります。
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倦怠感
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筋肉のこわばり
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めまい・立ちくらみ
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回復の遅れ
そのため、サウナ前後でこまめに水分補給を行い、スポーツドリンクや経口補水液など、電解質も同時に補えるものを選ぶのがベストです。
外気浴不足による自律神経の乱れと体温の調整不全
サウナで温まった後に水風呂に入り、その後に行うのが「外気浴」です。
この外気浴の時間が短いと、自律神経の切り替えがうまくいかず、交感神経が優位のままになってしまいます。
本来であれば、外気浴によって副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードへと移行します。
しかし、十分な休憩をとらないまま次のサウナに入ってしまうと、交感神経が刺激され続けてしまい、結果的に「疲れやすくなる」状態になりかねません。
また、水風呂で冷えた体の体温を自然に戻すプロセスが不十分だと、体が冷えたままとなり、血行不良・免疫力低下を引き起こしやすくなります。
外気浴は最低でも10分を目安に行うのがポイントです。
風通しがよく、リラックスできる椅子やスペースのある場所を選びましょう。
長時間サウナによるエネルギーの消耗
「サウナは長く入ったほうが効果的」と、思っている人が多いかもしれません。
しかし、サウナは体温を急激に上げ、心拍数を高めるため、思っている以上に体力を使う行為です。
特に、10分以上の長時間サウナや4セット以上の繰り返しを行うと、身体のエネルギーを消耗しすぎてしまい、結果として疲労感が強く残ります。
基本的にサウナ6〜10分・水風呂1分・外気浴10分を1セットとし、無理せず2〜3セットを目安にしましょう。
これらの推奨時間はあくまで目安であり、自分の体調やコンディションに合わせた調整が重要です。
もともとの疲労が蓄積している
すでに疲れがたまっている状態でサウナに入ると、その疲労を解消するどころか、かえって悪化させてしまうことがあります。
サウナは交感神経を刺激し、体に一定のストレスを与えるため、自律神経が疲弊している状態では、その刺激に耐えきれず、逆にぐったりしてしまいかねません。
肉体疲労・精神的なストレス・睡眠不足が続いているようなときは、サウナを無理に取り入れるのではなく、まずは十分な休息をとることを優先しましょう。
または、60℃前後の低温サウナや岩盤浴などを選ぶと、身体への負担が少なくリカバリーしやすいです。
サウナの利用時間が睡眠を圧迫している
サウナは1セットでも20分以上かかるため、夜遅くに行うと就寝時間が後ろ倒しになりがちです。
3セット行えば1時間以上の滞在になることも多く、帰宅・シャワー・身支度を含めると、結果として睡眠時間が大幅に削られてしまうことに。
サウナで心身を整えても、その後の睡眠が短ければ回復力は下がってしまいます。
平日夜に行く場合は早めの時間に切り上げるか、休日の昼間に利用するよう調整しましょう。
疲労回復に効果的なサウナの入り方
サウナでしっかりと疲労を回復したいなら、正しい入り方を知っておくことが大切です。「ととのう」ための基本ステップは、単に熱いサウナに入ることではありません。
水風呂や外気浴、さらにはサウナに入る前後の準備やアフターケアまで含めて、全体をひとつの流れとして捉えることが重要です。
以下では、疲労回復効果を最大限に高めるためのサウナの入り方を、順を追って解説していきます。
ステップ1:サウナに入る前の準備が効果のカギ
サウナの効果を引き出すためには、入る前の準備も大切です。
まず、サウナに入る30分前までにはコップ1杯(300〜500ml)程度の水分を摂取しましょう。
汗をかく準備として、体の内側から潤しておくことで、脱水を防ぐだけでなく、発汗の効率も良くなります。
また、空腹すぎたり満腹すぎたりする状態でサウナに入るのを避けることもポイントです。
軽食をとるならサウナの1時間前までに済ませておくとよいでしょう。
施設に到着したら、まずは軽く湯船につかって体を温めます。
これによって発汗がスムーズになり、体への負担も減らせるでしょう。
そして、サウナに入る前にしっかり体を洗い、汗や皮脂などの汚れを落としておくこともマナーとして欠かせません。
ステップ2:サウナ・水風呂・外気浴の基本サイクルを守る
疲労回復に効果的とされるのが、「サウナ→水風呂→外気浴」という一連の流れです。
この3ステップを1セットとして、2〜3回繰り返すのが理想的です。
サウナ室では、6分〜10分程度を目安に入りましょう。
時間にこだわりすぎる必要はなく、じんわりと汗がにじんで心拍数が少し上がってきたと感じたら、ちょうどよいタイミングです。
我慢して長く入りすぎると、かえって疲労が蓄積する原因になるため注意しましょう。
サウナを出たらシャワーで汗を流し、水風呂に1分ほど浸かります。
冷たさに驚くかもしれませんが、心拍数が落ち着いて血管が引き締まることで血行が改善されます。
冷たい水が苦手な方は、無理せず足や腕にかけるだけでも効果があります。
そして、最も重要なのが外気浴です。
水風呂で冷えた体を自然に温め直すこの時間が、心身の回復を促してくれます。
最低でも5〜10分程度はリラックスして過ごしましょう。
体温が戻って自律神経が安定することで、頭の中もスッキリして疲労感が抜けていくのが実感できるはずです。
ステップ3:セット数やサウナの位置は体調に合わせて調整する
基本的には2〜3セットのサイクルを目安にするのが一般的ですが、これはあくまで目安です。
体調が優れないときや、疲れが蓄積しているときは1セットでも十分効果があります。
むしろ「もう少し入りたい」と感じる程度で切り上げる方が、翌日に疲れを残さずに済みます。
また、サウナ室内でも座る位置に注意を払いましょう。
上段は熱がこもりやすく、温度も高くなるため、特にサウナ初心者や疲れがたまっている人は、下段のほうが体への負担が少なく済みます。
じっくりと体を温め、無理のない範囲で汗をかくことが、疲労回復につながります。
ステップ4:外気浴の質を高めることで「ととのい」が深まる
意外と見落とされがちなのが、外気浴の環境です。
ただ涼しい場所に座ればいい、というわけではありません。
リラックスできる椅子、静かな環境、そして自分の体温を冷やしすぎない工夫が大切です。
たとえば、寒い時期にはバスローブやタオルを羽織ったり、風が強すぎる場所を避けたりといった対策を行いましょう。
気温や天候に応じて外気浴の場所を変える柔軟さが、サウナの質を左右します。
外ではなく脱衣所や休憩スペースなど、適温の場所で体を休めるのも立派な外気浴です。
ステップ5:疲れている日は低温サウナや岩盤浴に切り替える
高温のドライサウナが主流ですが、疲れがたまっているときには体への刺激が強すぎることもあります。
そのようなときは、60℃前後の低温サウナや岩盤浴、ミストサウナなどを選ぶのが賢明です。
じっくり時間をかけて体を温めることで、より深いリラックスと回復を感じることができます。
特に、プロラボサウナのような低温高湿度のタイプは、息苦しさもなく、長時間でも快適に過ごせる設計になっており、疲労回復を目的とした利用にはぴったりです。
その日の体調を最優先にすることが大切
サウナでリフレッシュするために何より大切なのは、その日の自分の体調と向き合うことです。
体が重いとき、頭がボーッとするようなときは、無理してサウナに入らない勇気も必要です。
「今日は1セットだけにしておこう」「外気浴を長めにとろう」といった柔軟な判断が、翌日の元気を支えてくれます。
サウナは、我慢の場所ではありません。
頑張りすぎず、心地よさを感じられる範囲で楽しむことこそが、真の「ととのい」への近道です。
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サウナで疲れないためのポイント
サウナは正しく使えば、極上のリラクゼーションと回復の時間になります。
しかし、使い方を間違えると、逆に疲れや不調を招きかねません。
ここでは、サウナで疲労を残さず、しっかりと「ととのう」ためのポイントを紹介します。
水分補給はこまめに行う
サウナで最も重要なことの一つが水分補給です。
発汗によって体内の水分は急速に失われるため、サウナに入る前後や入っている時もしっかりと水分を摂ることが欠かせません。
水分が不足すると血行が悪くなり、疲労物質が排出されにくくなります。
スポーツドリンクやミネラルウォーターなど、電解質を含んだ飲料が理想的です。
コーヒーやアルコールなど利尿作用のある飲み物は控えめにし、摂取した分以上の水分を補う意識を持ちましょう。
無理をしない
「もう少し頑張れば整うかも」「10分は入らないと意味がない」といった思い込みが、逆に体を追い詰めてしまうこともあります。
サウナはスポーツと同じで、体への負荷を伴う行為です。
無理をして長く入るほど、疲労や脱水のリスクが高まります。
心拍数が上がりすぎて苦しくなったり、のぼせそうな感覚があったら、その時点で退出する勇気を持ちましょう。
時間やセット数にとらわれず「気持ちいい」と感じられる範囲を大切にすることが、疲れをためないサウナ習慣につながります。
サウナ前後の食事は控えめにする
サウナに入る直前や直後の食事は、胃腸に負担をかけてしまいます。
サウナに入ると血液が体表に集中し、消化器官の血流が減るため、消化不良を起こしやすくなるのです。
サウナ前は空腹でも満腹でもない「軽めの状態」を保つことが理想です。
消化の良いおにぎりやバナナなどを選ぶのも一つの方法です。
また、サウナ後の食事も脂っこいものは避け、体にやさしいメニューを意識すると、回復力が高まります。
マナーを守る
自分だけでなく、まわりの利用者にとっても心地よい時間を過ごせるように、基本的なサウナマナーを守りましょう。
たとえば、サウナ室に入る前には体を洗い、タオルを敷いて座ることが基本です。
また、水風呂に入る際には汗をしっかりと流し、タオルや髪を浸けないようにすることも大切です。
サウナ内での私語や大声、長時間の場所取りなどは周囲のリラックスを妨げる行為になりかねません。
快適な空間を共有するためにも、マナーはしっかりと守りましょう。
適切な休憩と外気浴をする
サウナで「ととのう」ためには、外気浴の時間が何より重要です。
水風呂でクールダウンしたあと、心拍数や体温が自然と元に戻るのを待つ時間が、自律神経のバランスを整え、心身に深いリラックスをもたらしてくれます。
この外気浴の時間が短かったり、寒すぎたりすると、かえって体にストレスがかかり、疲れの原因につながりかねません。
10分前後を目安に、自分がリラックスできる環境で過ごすようにしましょう。
風が強すぎる日は室内のベンチを使うなど、柔軟に対応することもポイントです。
質の高い睡眠を意識する
せっかくサウナで心身を整えても、睡眠時間が短ければ効果は半減してしまいます。
サウナによる温冷交代浴は、自律神経を整えるため、深い睡眠を得る手助けになりますが、それも十分な時間の眠りがあってこそです。
サウナで疲労回復したいときは、なるべく早めの時間帯に入浴を済ませ、夜はスマートフォンやパソコンを控えてゆったり過ごすようにしましょう。
整った後の“ととのい睡眠”は、翌日のパフォーマンスを大きく変えてくれます。
疲れている日はお休みする
毎日のようにサウナに入りたくなる気持ちは分かりますが、疲れが強く残っている日や、体調がすぐれない日は、あえてお休みするのも一つの選択です。
サウナは身体にとって良いストレスを与えるものですが、すでに過労や睡眠不足がある状態では、その刺激が回復の妨げになってしまいかねません。
無理してサウナに入るのではなく、その日は温かいお風呂やストレッチ、早めの就寝など、別のリカバリー手段を選びましょう。
まとめ
サウナは本来、疲労回復やリラックスに効果的な健康習慣ですが、入り方を間違えると逆に疲れてしまうこともあります。
脱水や長時間の利用、外気浴不足などが主な原因ですが、これらは正しい知識と工夫で回避可能です。
サウナに入る前後の水分補給をはじめ、無理のない時間設定や自分の体調に合った温度と回数の調整が疲れを残さないポイントです。
特に外気浴や睡眠の質を意識することで「ととのい効果」が高まり、翌日のコンディションにも良い影響を与えます。
サウナは「我慢」ではなく「ととのえる」場所です。
正しい入り方を身につけて、心身を快適にリセットしましょう。
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