近年、健康志向の高まりとともに「朝サウナ」という習慣が注目を集めています。一般的にサウナは夜にリラックスするためのものというイメージがありますが、朝からサウナを楽しむことで、1日をエネルギッシュに過ごせるという声が増えています。
朝サウナとは、その名の通り朝の時間帯にサウナを利用することで、心身をリフレッシュさせ、1日を活動的に過ごすための習慣です。「朝ウナ」とも呼ばれ、多くのビジネスパーソンや健康意識の高い方に支持されています。
本記事では、朝サウナの効果やメリット・デメリット、効果的な入り方について詳しく解説します。朝からサウナを取り入れることで得られる驚くべき効果と、初心者でも安心して始められるポイントをご紹介していきます。
朝サウナの効果とは?
朝サウナには、日中のパフォーマンスを向上させるさまざまな効果があります。ここでは朝サウナによって得られる主な効果について解説します。
眠気が覚めて頭がスッキリする
朝サウナに入ることで自律神経が刺激され、交感神経が優位になるため、眠気が覚めてスッキリと一日をスタートできます。朝起きてすぐは副交感神経が優位な状態で、頭が回らずボーっとしてしまうことが多いですが、朝サウナで汗をかき水風呂との温度差を感じることで、目が覚めて活動しやすい状態になります。
集中力・判断力の向上
サウナによって脳に適度な刺激が与えられることで、集中力や判断力が高まります。朝からサウナに入ると、脳が活性化され、仕事や学業などの知的作業のパフォーマンスが向上します。サウナでは頭の中を瞑想に近い状態まで持っていくことが基本であり、この集中が日常的な集中力を高めると言われています。
むくみの解消
朝サウナは、むくみを解消するのに効果的です。身体の余分な水分や老廃物が排出されるため、スッキリとした身体で1日を過ごすことができます。特に顔のむくみが取れることで、見た目の印象も朝からバッチリ整います。
前日の疲れをリフレッシュ
仕事の疲れや就寝時の姿勢、歯ぎしりなどによる身体の凝りや疲れを、朝サウナでリフレッシュできます。サウナに入ると血行が良くなるため、肩こりや疲れなどの軽減効果が期待できます。朝サウナで疲れをリフレッシュしてから活動することで、仕事に集中しやすくなります。
新陳代謝の向上
朝のサウナで体温が上がると、新陳代謝が活性化します。体温が1度上がると、新陳代謝は約10%向上するとされています。この効果は朝に特に顕著で、一日を通してエネルギーの使用効率が向上します。新陳代謝が活発になると、運動能力の向上や体脂肪の減少、免疫力の向上など、多くの健康的な効果が期待できます。
化粧のノリ改善
サウナに入ることで、身体の血行が良くなります。これにより、肌の血行が促進され、化粧のノリが良くなると言われています。特に女性にとって、朝サウナは肌のコンディションを整え、メイクの持ちを良くする効果があります。
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朝サウナのメリット・デメリット
朝サウナには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。両面を理解した上で、自分に合った形で取り入れることが大切です。
メリット
1. 眠気覚まし・やる気スイッチON
朝サウナは、朝の副交感神経優位な状態から交感神経優位な状態へと切り替える効果があります。これにより、眠気が覚め、自然とやる気が湧いてきます。サウナの温熱効果と水風呂の刺激で体が活動モードに入り、一日を積極的に始めるきっかけになります。
2. 集中力アップで仕事効率向上
朝サウナを利用すると、日中の集中力が高まり、業務効率が向上します。特に朝一番の仕事やプレゼンテーションなど、集中力が求められる場面で効果を発揮します。結果的に仕事の生産性が上がり、定時退社も可能になります。
3. 施設が空いている
サウナやスーパー銭湯のピークタイムは夕方から夜で、朝は比較的空いていることが多い点も魅力的です。サウナ室や水風呂の待ち時間が発生しにくいため、効率的にサ活を楽しめます。
4. 料金が安い場合が多い
多くの施設では朝の時間帯に割引料金を設定しています。早朝料金を設定しているサウナ施設も多く、夜に通うよりも費用を抑えられることがメリットです。朝サウナを習慣化する上で、経済的な負担を減らせるのは大きなポイントと言えるでしょう。
デメリット
1. 早起きのハードルが高い
仕事の前にサウナに入るためには、普段よりも早起きする必要があります。サウナの場所や入り方にもよりますが、1時間程度は早起きしなければならないため、最初はハードルが高いかもしれません。また、サウナでリフレッシュできたとしても、早起きが負担になり夕方以降に眠くなるリスクもあります。
2. 入り方によっては日中眠くなる
サウナに長時間入りすぎると、眠気が出てしまい、かえって逆効果になることがあるので注意が必要です。サウナ→水風呂→外気浴のセットを行うと、副交感神経が優位になるため、身体がリラックスして眠くなります。朝サウナは夜とは異なり、時間や入り方を工夫することが重要です。
3. 朝から営業している施設が少ない
一般的なサウナ施設やスーパー銭湯は、9~10時前後にオープンすることが多く、朝から利用できる店舗が少ないのもデメリットです。自宅や職場の近くに早朝から営業している施設がない場合、そもそも朝サウナ自体が難しくなります。
4. サウナの料金負担
サウナ施設は一回の利用料が高い場合が多く、毎日通うとなるとかなりの出費になるかもしれません。この場合の対策としては、サウナ施設のあるスポーツジムの料金がお得なミッドナイトプランや朝サウナ限定の格安プランを有効活用するといった方法があります。
朝サウナの効果的な入り方
朝サウナで効果を最大限に得るためには、正しい入り方が重要です。以下に初心者にもおすすめの効果的な入り方を解説します。
サウナ入浴は5〜6分で短め
朝サウナの場合は、サウナ室に入る時間は5〜6分と短めに設定するのがおすすめです。夜のサウナよりも短い時間にすることで、活動的な状態を作り出すことができます。サウナ室では最上段に座ると、より効率的に発汗効果を得られます。
水風呂は30秒以内
水風呂は通常通り、もしくは少し長めに入りましょう。水風呂の冷却効果を活かして身体をリフレッシュさせることで交感神経を活発にさせ、目が覚めます。ただし、初心者は15〜20秒程度から始めて徐々に慣らしていくのがおすすめです。
休憩は短く、立ったまま
通常のサウナと同様に休憩時間をゆっくりとってしまうと、入浴後眠くなってしまいます。座らずに風に当たるか、ぬるめのシャワーを浴びる程度がちょうどいいでしょう。外気浴では横になると眠くなってしまうため、立ったままやチェアに浅く座るなどして身体をリフレッシュさせることが大切です。
セット数は1〜2回
朝サウナは1〜2セットを目安にしましょう。セット数を控えめにすることで、日中の活動に必要なエネルギーを温存しながら、朝サウナの効果を得られます。一般的に夜は3セット繰り返しますが、朝は1〜2セットに抑えてサッと切り上げると、活動しやすい状態になります。
朝サウナの基本手順
- 起床後1時間以上経過してから利用する(寝起きすぐは避ける)
- 水分をしっかり補給してから入浴
- 軽く糖分を摂取(バナナやフルーツジュースなど)
- サウナに5〜6分入る
- 水風呂に30秒以内浸かる
- 外気浴を立ったままで短く取る
- 上記を1〜2セット行う
- 入浴後は十分な水分補給と朝食を摂る
この入り方を心がけることで、朝サウナの効果を最大限に引き出し、一日を活動的に過ごせるでしょう。ととのうためではなく、朝のスイッチを入れる意識で行いましょう。
朝サウナの注意点と対策
朝サウナを安全かつ効果的に楽しむためには、いくつかの注意点と対策を知っておくことが重要です。
入浴前後に十分な水分補給を
朝サウナを利用する前後には、しっかりと水分を補給することが重要です。特に寝起きの体は水分が不足している状態なので、サウナ前の水分補給はいつも以上にしっかり行いましょう。サウナで汗をかくため、体内の水分が失われやすくなります。脱水症状を防ぐため、サウナに入る前にコップ一杯の水を飲み、サウナ後にも水分補給を行うことが大切です。
起床後すぐのサウナは避ける
寝起きの体は血圧が低く起床後から緩やかに上昇していくため、起きてすぐにサウナに入ると急激に血圧が上がり大きな負担がかかります。朝サウナを利用する際は、起きてから1時間以上の時間をあけることが推奨されます。起床後に軽いストレッチやウォーキングを行い、体をしっかりと目覚めさせてからサウナに入りましょう。
完全な空腹状態での入浴は避ける
朝サウナを利用する前には、軽く糖分を摂取することが推奨されます。完全な空腹状態でのサウナ入浴は避け、バナナやフルーツジュースなど軽い糖分を摂取することで、サウナ中にエネルギー切れを防ぎ、リフレッシュ効果を高めることができます。
体調に合わせて無理をしない
体調が優れない日や、前日に深酒をした場合は、朝サウナを避けるべきです。体調に合わせて無理をせず、自分のペースでサウナを楽しむことが大切です。特に初心者は、まずは休日に朝サウナを試し、その効果と自分の体調の変化を確認してから平日に取り入れるようにしましょう。
日中眠くなる場合の対策
朝サウナに入浴すると、体質や入浴の仕方によっては日中眠くなりやすくなる可能性があります。この場合は、眠くなったタイミングで15〜30分以内の仮眠をとるのがおすすめです。また、サウナの時間や温度、水風呂の回数や時間などを調整して、自分に合った方法を見つけることも重要です。
まとめ:朝サウナで1日をエネルギッシュに
朝サウナは、多くのメリットをもたらす素晴らしい習慣です。眠気を覚ましてスッキリと一日をスタートでき、集中力の向上やむくみの解消、前日の疲れのリフレッシュなど、様々な効果が期待できます。
ただし、効果を最大限に引き出すためには、正しい入り方を知ることが大切です。朝サウナでは、5〜6分の短い時間でサウナに入り、水風呂に30秒ほど浸かり、外気浴は立ったままで行うことがポイントです。セット数も1〜2回に抑え、活動的な状態に導くようにしましょう。
朝サウナを習慣化するには、最初は休日に試してみて、自分のペースで徐々に取り入れていくのがおすすめです。また、早起きのハードルや施設の営業時間など、いくつかの課題もありますが、それを乗り越える価値のある習慣であると言えるでしょう。
ぜひ朝サウナを取り入れて、心も体もリフレッシュした状態で一日をエネルギッシュに過ごしてみてください。朝の時間を有効に活用し、仕事や日常生活のパフォーマンスを向上させる素晴らしい習慣になることでしょう。
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