徹底解説!世界の「主要サウナヒーターメーカー」5選

徹底解説!世界の「主要サウナヒーターメーカー」5選

世のサウナ熱の高まりを受け、サウナ施設のオープンやリニューアルが相次いでいる昨今。自宅にサウナを作り、誰にも邪魔されることなく自分のペースでととのうという、なんともラグジュアリーなスタイルも人気が高まっています。

施設であれ、個人宅であれ、新たにサウナを作る際に直面するのが、「設置するサウナヒーターにはどのような選択肢があるのか?」という疑問。自動車メーカーのように世界には色々なサウナヒーターメーカーが存在しており、それぞれに特徴があるのです。

ここでは主要メーカー5社について解説しましょう。

01.
HARVIA/フィンランド


サウナヒーターの世界シェアはNo.1。サウナヒーターだけでなく、インドアサウナやアウトドアサウナ、ホットタブなどを幅広く展開し、世界一のサウナ&スパブランドとして君臨しているのがHARVIA。商品バリエーションの豊かさは世界トップクラスと言って差し支えないでしょう。

創業70年で、従業員は600名以上。世界に7カ所の生産工場を有し、90カ国以上・200社を超えるパートナーと共に、サウナ&スパを通じた「Healing with Heat(熱と癒し)」を提供しています。

▶HARVIAのサウナストーブラインナップこちら

フィンランド人の「ロウリュができないサウナはサウナではない」というアイデンティティのもと、同社のサウナヒーターは全てのモデルでロウリュが可能。

代表モデルはスタイリッシュなタワータイプで迫力のロウリュを満喫できる「CILINDRO」と、大量のサウナストーンを内包し、黒いスチールフレームが重厚感を醸し出すフラッグシップモデル「LEGEND」の二種です。

CILINDROの詳細情報はこちら
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「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」の「ドラゴンサウナ」には5台のCILINDROが並び、圧巻の光景を生み出している

LEGENDは円形のため、サウナ室の中心に設置したり、ベンチに埋め込んだりすることも可能

また、クラシックな曲線デザインでサウナ室内にエレガントな雰囲気を作り出す「SPIRIT」も注目株。

いずれのモデルもモダンで特徴的な佇まいながら、どんなサウナ室にもスッと溶け込みます。このあたりは、さすが世界シェアNo.1。最高レベルの品質とデザイン性を兼ね備えているわけです。

SPIRITの詳細情報はこちら

丸い石を際立たせるデザインがなんとも美しいSPIRIT。ロウリュをするとヒーター全面から優しい蒸気が放たれる

なお、2023年夏に日本法人「ハルビア・ジャパン」が設立されたばかり。同年10月に体験型ショールーム「ハルビア サウナ スタジオ」が札幌にオープンし、今年2月には東京・赤坂にも全国2カ所目の「ハルビア サウナ スタジオ」がオープンしました。

「サウナヒーター界のトヨタ」とも形容される同社の実力を、発売予定の新商品を含むフルラインナップで体感できるのは嬉しいポイントでしょう。

ちなみに、2023年3月には「SAUNA SELECT」で商品選びを担っているととのえ親方とサウナ師匠がHARVIAのグローバルアンバサダーに就任。HARVIAがグローバルアンバサダーを起用するのは初の試みです。

設置されている主なサウナ施設

CILINDRO:スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯、スカイスパYOKOHAMA、KUDOCHI sauna 六本木

LEGEND:SPA:BLIC 赤坂湯屋

 

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02.
EOS/ドイツ

2020年にHARVIAが株式の過半数を取得し、HARVIAグループの傘下に入ったサウナ&スパ業界の大手、EOS。創業79年の老舗メーカーで、高品質なサウナヒーターを製造することで知られています。

サウナヒーターはすべてのモデルにおいて省スペース設計が特徴。フロアスタンディングや壁掛けタイプなどコンパクトなモデルがラインナップに並びます。

ドイツ国内のみでの開発、製造にこだわっており、全製品が熟練の専門家の手によるもの。細部までこだわり抜かれた設計が優れた空気対流を生み、サウナ室に最適な空気循環をもたらします。

品質と機能性はもちろん、エレガントで美しいデザインも大きなポイント。その評価の高さから「サウナヒーター界のレクサス」と形容されることもあるほどです。

「SAUNACHELIN 2023」にノミネートされた「スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯」。「伊達なサウナ」にはEOSの水車式サウナストーブ「Watermill」を採用。伊達政宗の「三日月の前立てをつけた黒兜」を表現した

なお、2023年4月に横浜・中華街にオープンするやいなや、多くのサウナ愛好家から熱視線を浴びている「HARE-TABI SAUNA&INN」は、同社の水車式サウナストーブ「Watermill」を日本初導入。7月にリニューアルオープンした「スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯」でも採用されており、これまでにないロウリュ体験が話題を呼んでいます。

設置されている主なサウナ施設

Mythos:UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA

Watermill:HARE-TABI SAUNA&INN、スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯

 

03.
METOS/日本

モットーは、人の心と体をあたためる——。1964年、東京オリンピックの選手村にサウナが作られたことを受け、いち早くサウナの施工・販売を開始した日本サウナ界のリーディングカンパニー。創業は1947年で、同社の歴史は日本のサウナの歴史そのものとも言われています。

創業以来、サウナや健康ランド、スーパー銭湯のほか、フィットネスクラブやエステティックサロンなど幅広い業界に納入実績があり、日本での知名度は抜群。

METOSといえば、壁寄せにこだわらないため自由なレイアウトが可能な360°型のサウナヒーター「iki」が代表格です。無駄を削ぎ落としたケーシングはシンプルで美しく、山積みされたサウナストーンはビジュアル的にもインパクトがあり、迫力のロウリュが楽しめます。

「SAUNACHELIN 2023」にノミネートされた関東最大規模のサウナ施設「サウナ東京」。オートロウリュサウナ「蒸気乱舞」には巨大なikiが鎮座する

サウナヒーターの製造だけにとどまらず、施設のリニューアルプロデュースを手がけているのも同社の特徴。これは、温浴施設のハード面に関する豊富な経験、ノウハウ、実績、さらにソフト面に対する経営コンサルティング、設計、総合プロデュース会社との協力による、他に類を見ない強力な体制を構築しているからこそなせる業でしょう。

設置されている主なサウナ施設

iki:サウナ東京、スパ ラクーア、御船山楽園ホテル らかんの湯

 

04.
TylöHelo/スウェーデン

スウェーデンで70年以上の歴史を持つ家庭用サウナメーカー「TYLO」と、フィンランドで100年以上の歴史を持つサウナメーカー「HELO」が2019年に合併して誕生したのがTylöHelo。フィンランドでもっとも古いサウナブランド「Kastor」と同じく、SAUNA360グループの傘下にあり、それぞれが蓄積し続けてきた知識と経験を結集させ、最高品質のサウナヒーターを製造しています。

部品から製品まで一貫して、スウェーデンのハルムスタッドにある工場で製造されており、全てのモデルでロウリュが可能。触っても熱くない特殊なカバーを採用するなど安全面に配慮しており、くつろぎのサウナタイムを徹底的にサポートしています。

出典:https://tylo.com/products/sense-sport-24-62202020

 

「SENSE SPORT2/4」は、スタイル・品質・効率の3拍子揃った家庭用サウナヒーター。自動停止機能やタイマー予約など充実した機能を誇り、コンパクトなサウナルームに適した設計になっています。

出典:https://tylo.com/products/sense-elite-black

 

「SENSE ELITE」は、エネルギー効率にこだわって作られたシリーズ最新モデル。TylöHeloアプリを使えばリビングやベッドルームからタイマー予約、温度設定などが可能。自由かつ快適にサウナ室の環境を調整でき、スマートなサウナライフを実現してくれます。

なお、通常のサウナヒーターのほか、豊潤な蒸気を堪能できるドライ&スチームのコンビネーションヒーターも製造。現代のライフスタイルにマッチするモダンでスタイリッシュな北欧デザインは、世界90カ国以上で愛されています。

設置されている主なサウナ施設

SENSE SPORT2/4:3Sジブンサウナ

 

05.
MISA(フィンランド)

1956年、フィンランドで鍛冶職人の手によって創業されたMISA。美しい田園風景が広がるレミという街で、家族経営で製品作りをしています。

サウナヒーターは、様々な種類とサイズがラインナップ。耐久性と耐熱性の高いオールステンレス製は見た目も美しく、優雅な佇まいが特徴です。

出典:https://misa.fi/fi/tuotteet/sahkokiukaat/35-sunny-6kw-8kw

 

内部のヒーティングエレメント(発熱チューブ)の周囲にサウナストーンを積み上げて直接加熱しますが、空気の流れを阻害しない程度に隙間を作り、過熱を防止。サーモスタットで室温を30℃~110℃の間でコントロールし、異常な事態が発生すると125℃で温度リミッターが作動。電気は遮断されます。

なお、日本におけるMISAの正規代理店は泉興産株式会社。MISAにて日本仕様に生産したものを輸入しているため安心です。

設置されている主なサウナ施設

渋谷SAUNAS、SAUNA&co、ROKU SAUNA

 

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