サウナブームの到来で、「自宅にサウナを設置したい!」と考える方が増えています。
しかし、自宅サウナ導入を検討する際にまず気になるのが費用面ではないでしょうか。
自宅サウナと一口に言っても種類は多岐にわたり、それぞれの初期費用や維持費には大きな差があります。
この記事では、室内サウナ、テントサウナからバレルサウナまで、あらゆる自宅サウナの費用相場を徹底解説します。
【この記事でわかること】 |
●自宅サウナにかかる初期費用とランニングコストの種類 |
●自宅サウナの主な種類別の費用相場(屋内・屋外・オーダーメイドなど) |
●電気代や薪代などの具体的な維持費の詳細 |
●予算や住宅タイプ、サウナの利用目的別におすすめのサウナの種類 |
●自宅サウナの初期費用とランニングコストを賢く抑えるためのコツ |
●あなたに最適な自宅サウナを見つけるための具体的なチェックリスト |
総合的な視点から、あなたに最適な自宅サウナ選びをサポートします。
自宅サウナ費用には初期費用とランニングコストがある
自宅サウナを導入する際に考慮すべき費用は、大きく分けて下記の2種類です。
-
初期費用
本体の購入費用、設置工事費や電気工事費、配送料など -
ランニングコスト(維持費)
電気代や薪代、水道代、定期的なメンテナンス費用など
サウナの種類や設置方法によって費用は大きく変わってくるため、予算計画を立てる際はこの両面から考えることが重要です。
初期費用が安くても、ランニングコストが高いケースもありますので、長期的な視点での検討が欠かせません。
また、住宅タイプによっても選択肢や費用は変わってきます。一戸建ての場合は設置場所の自由度が高く選択肢も広がりますが、マンションや賃貸住宅では設置場所や工事の制限があります。特にマンションでは管理規約の確認や、賃貸では原状回復の問題も考慮する必要があります。
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自宅サウナの種類別費用相場を徹底比較
自宅サウナは設置場所や構造によって様々な種類があり、それぞれ費用相場が異なります。
ここでは、主な自宅サウナの種類別に費用相場を詳しく解説していきます。
屋内設置型サウナ(インドアサウナ)の費用相場【30万円~100万円〜】
屋内設置型サウナ(インドアサウナ)は、家の中に設置するボックス型のサウナで、比較的手軽に本格的なサウナ体験ができる選択肢です。ドライサウナと遠赤外線サウナの2種類が主流で、その特徴と費用相場は次のとおりです。
「ドライサウナ」100万円〜
ドライサウナは高温(90〜100℃前後)で乾燥した環境を作り出すタイプで、サウナストーブで熱した石に水をかける「ロウリュ」を楽しめるのが最大の魅力です。店舗のサウナに近い本格的な体験を求める方に向いていますが、その分価格も高めになります。
「遠赤外線サウナ」30万円〜
遠赤外線サウナは60℃前後の中低温で、特殊なヒーターから出る遠赤外線によって体を芯から温めるタイプです。ドライサウナより低温なため、高温に弱い方や長時間のサウナ浴を楽しみたい方に向いています。比較的リーズナブルな価格で導入できるのも魅力です。
屋内設置型サウナは、一戸建てはもちろん、スペースに余裕があればマンションでも設置可能です。ただし、マンションの場合は管理組合への確認や電気容量の問題もあるため事前調査が必要です。賃貸住宅では、工事を伴わない製品を選ぶか、退去時の原状回復を考慮する必要があります。
屋外設置型サウナ(アウトドアサウナ)の費用相場【20万円~150万円〜】
屋外設置型サウナ(アウトドアサウナ)は、庭やベランダなど屋外スペースに設置するサウナで、テントサウナ、バレルサウナ、ログサウナの3種類が主流です。それぞれの特徴と費用相場を見ていきましょう。
「テントサウナ」10万円〜
テントサウナは、テント状の簡易サウナで、設置や撤去が比較的簡単に行えます。持ち運びも可能なため、キャンプなどの屋外レジャーでも活用できるのが魅力です。電気式や薪式のストーブを選べるため、使用環境に合わせたカスタマイズが可能です。価格もサウナの中では比較的手頃で、サウナ初心者の方にもおすすめです。
「バレルサウナ」100万円〜
バレルサウナは樽型の木製サウナで、その独特の形状と雰囲気から人気を集めています。庭のある一戸建て住宅に適しており、自然との一体感を楽しみたい方に向いています。電気式と薪式の両方があり、ロウリュも楽しめる本格派の選択肢です。
「ログサウナ」150万円〜
ログサウナは小さなログハウスのような見た目で、本格的なフィンランド式サウナを再現できます。広々としたスペースで複数人が同時に利用できるのが魅力ですが、その分初期費用も高額になります。庭に余裕がある一戸建て向けの選択肢です。
屋外設置型サウナは開放感があり、自然の中でサウナを楽しめる醍醐味がある一方、雨風にさらされるため定期的なメンテナンスが必要です。また、マンションのベランダなどに設置する場合は、重量制限や近隣への配慮など、事前の確認事項が多くなります。
リフォーム型サウナの費用相場【200万円〜】
リフォーム型サウナは、浴室や空き部屋などの既存スペースをリフォームしてサウナルームに改装するタイプです。最も本格的で長期的な使用を見据えた選択肢と言えるでしょう。
リフォーム型サウナの最大の魅力は、間取り変更を含めた自由度の高いデザインが可能な点です。サウナ室だけでなく、水風呂やととのいスペースまで含めたトータルコーディネートができるため、理想的なサウナ環境を構築できます。
特に新築時やリノベーション時に組み込むことで、住宅全体との調和を図りながら、効率的な導線設計が可能になります。ただし、その分費用も高額になり、工事期間も長くなるため、計画的な準備が必要です。
リフォーム型サウナは初期費用が高いものの、耐久性や満足度を考えると、長期的にはコストパフォーマンスに優れている場合もあります。特に頻繁にサウナを利用する方や、複数人での利用を想定している方には、一考の価値がある選択肢です。
オーダーメイドサウナの費用相場【90万円〜】
オーダーメイドサウナは、あなたのライフスタイルやスペースに合わせて一から設計・施工するプレミアムな選択肢です。自分だけのサウナ体験を追求したい方にとって、究極のカスタマイズが可能な方法と言えるでしょう。
オーダーメイドサウナの最大の価値は、空間デザインから木材・ストーブの選定、照明設計まで、細部にわたって自分の好みや理想を形にできる点です。使用する素材もフィンランドのアスペンやシダーなど高級材から選べるため、五感すべてで満足度の高いサウナ体験を実現できます。
サウナセレクトではプロのサウナ専門家による設計・サポートを受けられるため、限られたスペースを最大限に活用し、サウナ・水風呂・休憩スペースの理想的な配置や、温度・湿度の最適化などの専門的な知識も取り入れることができます。また、自宅の雰囲気やインテリアとの調和も考慮した設計が可能です。
オーダーメイドサウナは初期投資が大きいものの、プロの設計による高い耐久性と長期間にわたる心地良い使用感を考慮すると、サウナ愛好家にとっては理想的な選択と言えます。特に、本格的なロウリュ体験を楽しみたい方や、サウナをライフスタイルの中心に据えたい方には、オーダーメイドサウナの価値を最大限に感じていただけるでしょう。
低コストで始める簡易サウナ【2千円~1万円〜】
初期費用を極力抑えたい方や、本格導入の前に試してみたい方向けに、低コストの簡易サウナ選択肢も存在します。これらは本格的なサウナ体験には及ばないものの、手軽にサウナ気分を味わえるのが魅力です。
「サウナ傘」2千円〜
サウナ傘は、浴槽に浸かった状態で広げた傘の内部に蒸気を溜め、簡易的にサウナ気分を味わうアイテムです。場所を取らず、使い方も簡単なため、サウナ初心者や狭いスペースしかない方に適しています。ただし、本格的なサウナ体験とはかなり異なることを理解しておく必要があります。
「家庭用スチームサウナ」1万円〜

家庭用スチームサウナは、テント状の簡易サウナで、スチーム発生器で蒸気を発生させて楽しむタイプです。折りたたんで収納できるため、場所を取らないのがメリットですが、高温のドライサウナとは異なる体験になります。
自宅サウナの維持費・ランニングコストは?

自宅サウナを導入するにあたって、初期費用だけでなくランニングコストも重要な検討要素です。ここでは、電気代や薪代、水道代などの維持費用について詳しく解説します。
電気サウナの電気代
電気サウナの最大の関心事は「電気代」ですが、これはサウナの出力や使用時間、電力会社の契約プランによって変動します。
1回あたりの電気代の計算方法 |
電気サウナの1回あたりの電気代は、出力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)で計算できます。例えば、出力2.2kWのサウナストーブを1時間使用した場合、電気料金単価を30円/kWhとすると、約66円になります。 |
以下に、出力別の目安電気代を表にまとめました。
サウナの出力 | 1時間あたりの電気代(30円/kWh) | 月8回使用時の月額電気代 |
---|---|---|
1.5kW | 約45円 | 約360円 |
2.2kW | 約66円 | 約528円 |
3.0kW | 約90円 | 約720円 |
3.5kW | 約105円 |
約840円 |
実際には、サウナ室を温める時間と維持する時間では消費電力が異なり、設定温度に達した後は間欠的に電力を消費するため、上記の計算より若干少なくなる傾向があります。
また、使用頻度によっても月々の電気代は大きく変わります。週に1回の利用と毎日の利用では月額コストに10倍以上の差が出ることもあるため、自分の使用頻度を考慮して計画を立てましょう。
薪サウナの薪代
薪サウナは、薪の燃焼による独特の香りや柔らかな熱さが魅力ですが、電気サウナとは異なる維持コストがかかります。
薪の種類と価格相場
薪の種類 | 特徴 | 価格相場(1束/約15kg) |
---|---|---|
広葉樹 |
火力強、火持ち良好 | 600〜800円 |
針葉樹 (スギ・マツなど) |
火付きが良い・火持ちは中 | 400〜600円 |
混合薪 | 広葉樹と針葉樹の中間的な特性 | 500〜700円 |
一般的に、薪サウナ1回あたり2〜3束(約30〜45kg)の薪を使用すると言われており、薪の種類によって1回あたり1,200円〜2,400円程度が必要になります。電気サウナに比べると、1回あたりのコストは高くなる傾向にあります。
ただし、薪の調達方法によってコストを大幅に削減することも可能です。地域によっては間伐材の無料配布を行っていたり、DIYで薪割りをすることで費用を抑えたりすることもできます。自然との触れ合いを大事にする方にとっては、薪の調達自体も楽しみの一つになるかもしれません。
意外にかかるその他の費用
サウナ利用時には電気代・薪代のほかにも、水風呂の水道代や清掃にかかる水道代などが発生します。
水風呂にかかる水道代
水風呂用の浴槽を満たす場合、一般的な家庭用浴槽(約200リットル)を使用すると、水道料金が1リットルあたり約0.24円として、1回の交換で約48円の水道代がかかります。週に2回水を入れ替えると、月に約384円の水道代になります。夏場は水温が上がりやすいため、交換頻度が増えることも考慮しておきましょう。
サウナ室の清掃費用
サウナ室は高温多湿になるため、カビや雑菌の繁殖を防ぐために定期的な清掃が必要です。清掃頻度はサウナの使用頻度によって異なりますが、水拭きや専用クリーナーを使った清掃にかかる費用も維持費のひとつです。特に木材を使用したサウナは、適切なケアを怠ると木材が傷んでしまうため、定期的なメンテナンスが重要です。
サウナストーンの交換頻度と費用
サウナストーンは、ロウリュによって徐々に割れて底に堆積するため、定期的に積み直しや交換が必要です。家庭用サウナでの交換頻度は、使用頻度にもよりますが、年に1回程度が目安です。サウナストーンの費用は、20kg入りで約2万円〜3万円程度ですが、家庭用では一度に20kg全てを交換することは少なく、数回分の予算と考えておけば良いでしょう。
屋外サウナのメンテナンス
屋外サウナ(特にバレルサウナやログサウナ)は、雨風にさらされるため、2〜3年に一度の外装メンテナンスが必要になります。具体的には塗装の塗り直しなどで、数千円〜数万円程度の費用がかかります。適切なメンテナンスを怠ると、木材の劣化や腐食が進行し、最終的には大規模な修理や交換が必要になる可能性があるため、定期的なケアが重要です。
電気設備のメンテナンス
電気サウナのヒーターエレメントは消耗品であり、家庭用では約5年に1回程度の交換が必要になります。交換費用はモデルによって異なりますが、ヒーターエレメント本体の価格に工賃を加えた金額がかかります。また、電気系統の定期点検も安全のために重要で、漏電ブレーカーの動作確認などを定期的に行う必要があります。
これらのメンテナンス費用は初期費用に含まれていないため、長期的な視点で予算を考える際に忘れてはならない要素です。計画的なメンテナンススケジュールと予算配分を考えておくことで、サウナを長く快適に使い続けることができるでしょう。
自宅サウナ費用のタイプ別!どんな人におすすめ?
自宅サウナには多くの種類がありますが、予算や設置条件、使用目的によって最適なタイプは異なります。ここでは、どのような条件の方にどのタイプのサウナがおすすめかを解説します。
予算別おすすめサウナ
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低予算(〜5万円)|サウナ傘・ポータブルサウナ
手軽に試せるが、本格的なサウナ体験には限界あり
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中予算(5万〜50万円)|テントサウナ・簡易ボックスサウナ
本格的なサウナ体験が可能だが、耐久性や機能に制限あり
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高予算(50万円〜)|屋内設置型・バレルサウナ・リフォーム型
長期使用を見据えた本格的なサウナ体験が可能
低予算でサウナを始めたい方には、サウナ傘やポータブルサウナがおすすめです。初期投資を抑えつつ、まずはサウナ体験を楽しんでみたい方に適しています。
中予算帯ではテントサウナが人気で、本格的なサウナ体験とコストのバランスが取れています。
高予算で本格的なサウナ環境を求める方には、屋内設置型やリフォーム型が最適でしょう。
住宅タイプ別おすすめサウナ
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賃貸住宅|サウナ傘・ポータブルサウナ・テントサウナ
原状回復が必要なため、工事不要のタイプを選ぶ
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マンション|屋内設置型サウナ・テントサウナ(ベランダ用)
管理規約の確認、電気容量、水漏れ対策が必要 -
一戸建て|すべてのタイプ
スペースや予算に応じて選択の幅が広い
賃貸住宅では、原状回復が必要なため、取り外し可能なポータブルタイプやテントサウナがおすすめです。
マンションでは、管理規約や重量制限などを確認した上で、屋内設置型やベランダ用テントサウナを検討するとよいでしょう。
一戸建ては最も選択肢が広く、庭があれば人気のバレルサウナや、間取り変更を含むリフォーム型も視野に入れられます。
サウナの使い方・目的別おすすめタイプ
サウナー向け高温サウナ
本格的なサウナ体験を求めるハードなサウナーには、高温(90〜100℃)に対応したドライサウナがおすすめです。屋内設置型やバレルサウナで、ロウリュを楽しみたい方は、サウナストーンを熱するタイプのストーブを選びましょう。熱い環境で汗を大量にかき、「ととのう」体験を求める方に最適です。
リラックス目的の中温サウナ
激しい発汗よりも、ゆっくりとしたリラクゼーションを楽しみたい方には、遠赤外線サウナや中温のドライサウナがおすすめです。60〜80℃程度の比較的低めの温度設定で、長時間のサウナ浴を楽しめます。読書や瞑想など、自分の時間を大切にしたい方に向いています。
家族利用向け複数人用サウナ
家族や友人と一緒にサウナを楽しみたい方には、複数人が入れるサイズのサウナが必要です。バレルサウナやログサウナ、リフォーム型サウナなど、ある程度のスペースを確保できるタイプがおすすめです。特に子どもと一緒に使う場合は、温度調節機能がしっかりしているものを選ぶと、安全に利用できます。また、水風呂やととのいスペースも考慮した総合的な空間設計がポイントになります。
アウトドアサウナ愛好家向け
キャンプや自然の中でサウナを楽しみたい方には、テントサウナが最適です。コンパクトに収納でき、持ち運びが可能なため、様々な場所でサウナ体験を楽しめます。特に薪ストーブタイプは、自然の中での本格的なサウナ体験を提供してくれます。アウトドアでの使用を考える場合は、設営のしやすさや収納性、ストーブの種類(薪か電気か)なども重要な選択ポイントになります。
自宅サウナ費用を抑えるコツ
初期費用を抑えるための5つの方法
1. スペースや機能を絞る戦略 サウナのサイズは費用に直結します。最小限の1人用から始めることで、材料費や設置費を大幅に抑えられます。また、必要最低限の機能に絞ることも有効です。タイマーやLED照明、音響設備などは魅力的ですが、これらのオプション機能を省略することで初期費用を抑えられます。
2. DIY可能な部分の検討 サウナの一部または全体をDIYすることで、工賃を大幅に削減できます。特に、サウナ小屋やバレルサウナは、キットを購入して自分で組み立てることで費用を抑えられます。ただし、電気工事など専門知識が必要な部分は、安全のためにプロに依頼することをおすすめします。
3. 中古購入やレンタルの検討 中古のサウナ設備を購入することで、初期費用を抑えることができます。オークションサイトや専門の中古品販売店などで探してみるとよいでしょう。また、最近ではレンタルサービスもあり、短期間の利用や試用目的であればコストパフォーマンスに優れています。
4. キャンペーンや割引の利用 サウナメーカーの期間限定キャンペーンやモデルチェンジ前の旧モデル販売、展示品販売などを利用することで、同じ製品でもより安く購入できることがあります。メーカーのSNSや公式サイトをチェックして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
5. リフォームローン等の活用 新築時やリフォーム時にサウナを導入する場合、住宅ローンやリフォームローンに組み込むことで、一度の大きな支出を避けることができます。月々の返済額を小さくすることで、初期負担を軽減できるのがメリットです。金利の低いローンを選ぶことも重要なポイントになります。
ランニングコストを削減する7つのテクニック
1. 電気代を抑える運用方法 ・設定温度を必要以上に高くしない(特に使用前の予熱時間を短くする) ・電力会社の契約プランを見直し、時間帯別の割引を活用する ・こまめな電源オフを心がける ・断熱性を高めて熱効率を上げる(断熱材の追加や隙間のシーリングなど)
2. 薪代を抑える調達方法 ・地域の間伐材無料配布を活用する ・薪割りを自分で行い、原木から調達する ・複数人でまとめ買いして単価を下げる ・薪ストーブの燃焼効率を上げる工夫をする(適切な薪の乾燥、効率的な薪の組み方など)
3. 水道代の節約テクニック ・水風呂の水は毎回完全に入れ替えるのではなく、一部だけ交換する ・サウナ室内の清掃は最低限の量の水で行う ・冷水シャワーを使用して水風呂の代わりにする場合は、短時間で済ませる ・雨水を集めて清掃用の水として活用する
4. 適切なメンテナンスによる長期的コスト削減 ・定期的な点検と清掃で機器の寿命を延ばす ・木材部分の適切なケアで腐食や劣化を防止する ・サウナストーンの定期的な清掃と積み直しで熱効率を維持する ・専門業者のメンテナンスパッケージを活用する(定期点検付きのプランなど)
5. 家族やフレンドとのシェア利用 ・家族や友人とサウナ利用をシェアすることで、1人あたりの負担を減らす ・サウナ利用のスケジュールを効率化し、予熱や冷却の無駄を減らす ・維持費を分担することで、個人の負担を軽減する
6. エネルギー効率の良いモデル選ぶ ・初期費用は高くても、長期的に見てエネルギー効率の良いモデルを選ぶ ・断熱性能の高いサウナを選び、熱損失を最小限に抑える ・スマート機能付きのモデルで、効率的な温度管理と電力消費の最適化を図る
7. 季節に応じた使い分け ・夏場は自然の温度を活用し、予熱時間を短縮する ・冬場は部屋を暖房した状態でサウナを使用し、立ち上げ時間を短縮する ・季節によって最適な時間帯を選び、電力料金の安い時間にシフトする
これらを組み合わせることで、ランニングコストを抑えながら、長期間にわたって自宅サウナを快適に利用することができます。初期費用とランニングコストの両面からバランスの取れた選択をすることが、自宅サウナ導入の成功のカギと言えるでしょう。
まとめ|自分に合った自宅サウナを見つけるためのチェックリスト
自宅サウナ導入に向けて、これまで解説してきた内容を踏まえ、最後に自分に合った自宅サウナを見つけるためのチェックリストをご紹介します。自宅サウナは決して安い買い物ではないため、慎重な検討と計画が重要です。
予算・設置場所・利用頻度の整理
以下のポイントを明確にしておきましょう。
- 自宅サウナに投資できる総予算はいくらか
- 設置可能なスペースの広さや条件(電源、排水、換気など)
- 週にどれくらいの頻度で使用する予定か
- 1人で使用するか、家族や友人と使用するか
これらを整理することで、おのずと選択肢は絞られてきます。例えば、週に3回以上使用する予定で、複数人で利用したい場合は、簡易的なものよりも本格的なサウナの方が長期的には満足度が高くなるでしょう。
初期費用とランニングコストのバランスを考慮する
安価な簡易サウナは初期費用が抑えられますが、耐久性や機能性、ランニングコストを考慮すると、必ずしも経済的とは限りません。以下の点を検討しましょう。
- 電気代や薪代などのランニングコストを月単位でどれくらい許容できるか
- 導入後5年、10年と使用し続けることを想定した場合のトータルコスト
- メンテナンス費用の捻出計画
- 初期費用の支払い方法(一括、ローン、リースなど)
品質と長期使用を考える
サウナは長く使い続けるものですから、品質にこだわることも大切です。
- 製品の保証期間と内容
- メーカーのアフターサービス体制
- 使用されている木材や部品の品質
- 安全性に関する認証(PSEマークなど)
- ユーザーレビューや口コミ評価
品質の良い製品は初期費用が高くても、長期的に見ると満足度が高く、結果的にコストパフォーマンスに優れていることが多いです。
専門家に相談するのも重要です。
自宅サウナ導入は専門知識が必要な部分も多いため、素人の方は専門家に相談することも検討しましょう。
- サウナメーカーのショールームで実際に体験する
- サウナ施工の実績がある工務店やリフォーム会社に相談する
- サウナ愛好家のコミュニティやSNSグループで情報収集する
- 電気工事や水道工事が必要な場合は、専門の業者に見積もりを依頼する
専門家の意見を聞くことで、自分では気づかない視点やアドバイスを得られることがあります。特に、本格的なリフォーム型サウナを検討する場合は、専門家との相談は必須と言えるでしょう。
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